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大手ハウスメーカーが集成材を使う理由
2022/06/29(水)
家づくりのこと
大手ハウスメーカーの多くは、構造躯体にも"集成材"を使用しています。"天然無垢材"に比べて1.5倍の強度があると説明しているメーカーもありますが、それは天然無垢材の「未乾燥材」と比較しているのです。天然無垢材は乾燥させるほど強度を増して、未乾燥材の2.5倍までに強くなります。 大手メーカーなどが集成材を使う本当の理由は
集成材の問題点 集成材は接着剤を使用して、様々な樹種の木材を貼り合わせています。その際使用していたのがホルムアルデヒドを発生させる「レゾルシノール系接着剤」です。これは喘息やアトピー原因のひとつとされています。人体に有害なだけでなく、廃棄する場合、燃焼時にダイオキシンなどの有害化学物質を発生させます。その後、害の少ない「イソシアネート系接着剤」の接着力には問題があり、実際に「剥離事故」による賠償問題も起きています。 2002年2月にはドイツのベルカ工場から出荷された構造用集成材が、2005年3月にも中国から出荷された構造用集成材が剥離を起こしています。 どちらも「日本農林規格(JAS)基準」をクリアした製品だということです。皆さんはいかがお考えになりますでしょうか。 |
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